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Journal InTime


2021-09-11 (Sat) [長年日記]

_ RubyKaigi Takeout 2021

RubyKaigi Takeout 2021に参加した。 今年もリアル開催できなかったのは残念だけど、動画配信が独自システムで、会議中にもどんどん改善されててすごかった。 スタッフのみなさん、今回も楽しい会議をありがとうございました。

自分の発表手持ちのチケットの説明であまり前向きな話ではなかったけど、RubyKaigiがなかったらたぶん実装が面倒で放置していたと思うので実装ができたのはよかった。

他の人の発表で印象に残ったのは遠藤さんのキーノートで、あれを見るとRubyに静的型はいらないと言ってた人もほしくなっちゃいそう。 TypeProf自体は型を書かなくていいというコンセプトだけど、実用を考えるとライブラリ含めてやっぱりある程度RBSの記述が必要なわけで、他人は型を書くけど自分は(ほとんど)書かずに恩恵だけ受けるというのが一番おいしそう。 逆にライブラリのメンテナンスしていてRBSを書くことを求められるけど、自分自身はIDEを使っていなくて恩恵を受けられない、という立場だとつらい。 TextbringerでああいうUI作るの面倒そうだしなあ。

あと、キーボードはRunner3680でエンドゲームだと思ってたけど、羽角さんの発表を聞いたらいつの間にかPico Microを購入していた。 Runner3680のPro Microを差し替えるだけでさくっと使えたらいいけど、また新しいキーボードを組み立てる羽目になるかもしれない。

RubyKaigi Takeout 2021 感想戦 with Matzは用事があったので途中から聴いていたら、前にrejectされた自分の提案の話になった。 まつもとさんのキーノートでもしばらくは言語自体の変更よりツールの整備や性能の改善ということだったのでまたrejectされるんだろうなあと思っていたら、他の人たちの説得でなぜかacceptされてしまった。

ということで、Ruby 3.1では

{x: x, y: y}

{x:, y:}

と書いたり、

foo(x: x, y: y)

foo(x:, y:)

と書いたりできるようになります。 masterにはもう入っているのでためしてみてください。

Tags: Ruby